知っ得!お葬式の知識

自然葬で自然にかえるという葬儀の考え方

人が亡くなると、別れの哀しさに浸る間もなく、残された遺族は葬儀の準備をしなければなりません。

葬儀費用の抑え方はお勧めしますのことばを、上手にかわしましょう


葬儀の手法や過程にしては、宗教・文化・習慣などによって大きく異なるものです。

あらかじめ葬儀のことが決まっていれば何も悩むことはありませんが、
実際には、葬儀のことなど、何も決まっていない場合がほとんどだと思います。

もちろん、可能であれば、故人の意志をできるだけ尊重する形で
葬儀の段取りを決めていくことが求められます。


仏教やキリスト教、それにあまり宗教の枠にとらわれない家族葬、
あるいは、火葬のみの葬儀で終わらせる「直葬」など
世の中には数多くの選択肢がありますが、最近とくに注目を集めているのが「自然葬」です。

これは「すべての生命は亡くなると再び大自然へと帰っていく」という考え方に起因するもので、
故人の死生観や自然観などを大いに反映した手法と言えるでしょう。


自然葬を選択すると、故人の遺骨のすべて、あるいはその一部は自然の中に埋葬されることとなります。

多くはお骨を特殊な製法で砕いて粉末上にし、こうしたものを海や川、大木のふもと、草木の下、野原、谷間や山間など、最も適しているとおぼしい場所へと蒔いたり、
埋めたりすることによって成立します。
基本的には故人が大好きだった場所や思い出深い場所に蒔くのが最も適当ですが、
もしかすると将来的に宇宙空間から手軽に散骨するような特別なやり方も出てくるかもしれません。


ただし、自然葬はその特質上、注意が必要となる場合もあります。
というのも、自分の好きな場所に勝手気ままに散骨するのはルール違反ですし、
トラブルのもととなるため、その場所に関しては専門家の意見を照らし合わせる必要があるからです。

たとえばどんな自然であったとしても、その場所は誰かの私有地あることも考えられるので、
自分一人の勝手な思いや解釈では散骨場所を決めることはできないのです。

また海や川などといった皆の共有財産であったとしても、散骨によって結果的に美しい流れを汚してしまったり、
海水浴客や漁師さんたちに迷惑のかからないようにきちんと事前調査を行って手続きを進める必要があります。

最近では葬儀会社の中にも自然葬のノウハウをきちんと習得しているものが増えています。
その旨を伝えるとすぐに散骨可能な場所をピックアップして指し示してくれたり、
地元の土地の持ち主や埋葬場所の斡旋担当者などに話をつけてくれます。

また、現地で散骨する前のセレモニーに関しても宗教や宗派を問わない形での執り行いが可能ですので、
どのような選択肢の可能性があるのか葬儀会社の担当者に聞いてみるとよいでしょう。

葬儀費用の抑え方にはコツがあります。それは葬儀会社の人のお勧めしますとことばに対して、お任せしますと、いわないことです。葬儀の値段というのは、お花とかお棺とかグレードを上げようと思えばいくらでもあがります。それは材質のよいものにしたり、柄がはいっているものを選択していったりするだけでどんどん費用も加算されていくことになります。ですからこれをお勧めしますという言葉にたいしては上手に、かわしましょう。